kazu1000のブログ / 社寺仏閣巡り

社寺仏閣巡りが好きで神社をメインに関西地方を廻っています。Instagram:https://www.instagram.com/kazuyoshi1000

【大海神社】(だいかいじんじゃ)大阪市住吉区

【大海神社】(だいかいじんじゃ)大阪市住吉区



式内社、住吉大社の境内摂社。祭神は「豊玉彦命」(とよたまひこのみこと)
「豊玉姫命」(とよたまひめのみこと)。」
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳における祭神の記載は2座。同帳では「元名津守安人神」と注記されるが、『特選神名牒』や『神名帳考証』ではこの「津守安人神」を「津守氏人神」と校訂し、以来当社を住吉大社奉斎氏族の津守氏(津守連のち津守宿禰)の氏神と解釈する説が知られる。ただし『新撰姓氏録』では津守宿禰は尾張宿禰と同祖で火明命(天火明命)の後裔であるとされており、阿曇氏の祖先神たる海神(綿津見神/豊玉彦)とは相違する。一方、『住吉大社神代記』において「津守安必登神 二前 号海神」と見える神を当社に比定して、『延喜式』神名帳の記載も文字通り「津守安人神」ととる説もある。この説では、「安人神」・「安必登神」は「現人神」の意味と解釈される。いずれにしても津守氏との関係は深く、『住吉松葉大記』では手搓足尼(田裳見宿禰、津守氏祖)の嫡子が大領氏として大海神社の奉仕にあたったとする。
本殿は、江戸時代中期の宝永5年(1708年)の造営である。住吉大社本宮本殿(文化7年(1810年)造営、国宝)と同様の住吉造であるが本宮本殿よりも古く、また本宮本殿と同様に海の方向に西面する。屋根は檜皮葺。国の重要文化財に指定されている。





所在地 :大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89(住吉大社境内)