【庚申堂】(こうしんどう)大阪市天王寺区
【庚申堂】(こうしんどう)大阪市天王寺区
四天王寺の南門から南へ300mの【庚申堂】(こうしんどう)は、庶民信仰に支えられる浪花の名刹で、かつては四天王寺の境内の一部。「庚申」は道教の影響を受けた日本人の信仰のひとつで、三尸(さんし)という虫に由来しています。人間の体内には3匹の虫が住みつき、その人の行動を監視しています。そして庚申(かのえのさる)の夜、眠っている人の体から虫が抜け出して、その人の罪や過ちのいちいちを天帝に告げるといわれます。そこから、庚申の日に眠らず「庚申待ち」という慣わしが生まれたともいわれています。四天王寺・庚申堂は大宝元年(701)正月庚申の日に、毫範という僧侶の前に青面金剛童子が現れ庚申の法を伝授したと伝えられています。
住所:大阪府大阪市天王寺区堀越町2-15
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」より徒歩5分