【椿神社】(つばきじんじゃ)大阪府東大阪市
【椿神社】(つばきじんじゃ)は東大阪市三島に鎮座しています。赤い鳥居に狛犬の替わりに狛狐が置かれています。 境内には神社の名の由来と思われる椿の木がありますが、東大阪市の保存樹であるクスノキの大木もあります。 石造物は天保四年(1833)の燈籠と二基ある手水鉢の内、年号の確認出来なかった一基に「加島屋」の名が見られましたが、屋号かと思われます。この場所は「三島新田」と呼ばれた開墾地でしたが、新田開発が元禄年間ですので、大和川付替え以降の新田開発(宝永年間)以前の開発となります。 縁起について;祭神;天光椿大明神、火除岩永大明神、三福大明神、天道大明神。 昔河内の国は天領として統治されていた土地柄でその一角をなす当地は元禄年間に江戸商人三嶋屋吉之進により開墾され三島新田として誕生した次第であります。時代の変遷と共に大阪商人松山氏の所有地となり同氏は三島新田の民百姓の安寧豊饒を願い天神地祇の座す処として希求され四柱の勧請を賜りここに椿神社の誕生を迎えたのであります。その後徳人岡本為治郎 村嵜武松両氏による境内の寄進がなされ三島自治区民の枢要なる場として永く保存するものであります。
住所:大阪府東大阪市三島3丁目18
アクセス:JR片町線「鴻池新田駅」から約800m
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