kazu1000のブログ / 社寺仏閣巡り

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【鍋塚古墳】(なべづかこふん)と【道明寺】(どうみょうじ)大阪府藤井寺市

【鍋塚古墳】(なべづかこふん)


大阪府藤井寺市沢田に所在する古墳(方墳)。古市古墳群に属しており、国の史跡に指定されている。仲津山古墳(伝仲姫命陵)の後円部に近接して築造された、一辺50メートル、高さ7メートルの方墳であり、濠があった可能性がある。内部構造は明らかでないが葺石と埴輪列が確認されている。円筒埴輪の他、家、盾、靫、蓋(きぬがさ)形の形象埴輪が用いられている。円筒埴輪には黒斑を有し、類似の埴輪が出土している仲津山古墳との関係がうかがえる。1956年に国の史跡に指定された。なお、2001年に史跡の追加・統合指定が行われ、本古墳を含む14基の古墳が「古市古墳群」の名称であらためて国の史跡に指定されている。




【道明寺】(どうみょうじ)


大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の尼寺。 道明寺周辺は、菅原道真の祖先にあたる豪族、土師(はじ)氏の根拠地であった。道明寺は土師氏の氏寺土師寺として建立され、今の道明寺天満宮の前にあった。当時は七堂伽藍や五重塔のある大規模なものであった。 901年(延喜元年)、大宰府に左遷される道真がこの寺にいた叔母の覚寿尼を訪ね「鳴けばこそ別れも憂けれ鶏の音のなからん里の暁もかな」と詠み、別れを惜しんだと伝えられる。この故事は、後に人形浄瑠璃・歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』「道明寺」の場にも描かれている。道真の死後、寺名は道明寺と改められるが、これは道真の号である「道明」に由来する。



所在地 : 大阪府藤井寺市道明寺1-14-31