【厳島神社】(いつくしまじんじゃ)大阪府松原市
【厳島神社】(いつくしまじんじゃ)大阪府松原市
縁起について:厳嶋神社は一津屋五丁目八番九号にあり、地名は「小字弁天(こあざべんてん)」と云う、祭神は天照大神の第三の姫、宇賀神(市杵島姫命(いちきしまひめのみこと))の分神で海の守り神と云い、神仏混淆時代には七福神唯一の女神、弁財天(財宝の神)として信仰の的となり一津屋の産土神として今日に至る。南北朝時代には楠氏の一族である和田氏が砦として守り、一津屋城と名づく。河内誌に一津屋城は戦国時代に三好駿河守の所保とある。伝説に依ると当時、村の西方にある「小字城の本(こあざじょうのもと)」に本城があり、その出城であった。何か事変が起きると直ちに鐘を撞き、城内に知らせた。現在「鐘撞山(かねつきさん)」の扁額が神社内に残る。境内は一津屋古墳上にあり、後円部に本殿、拝殿がある。又、境内地は森林型社寺林で生態学上近畿平野特有の形態をなし、樹木の種類の多い貴重な神社林をなしている。
住所:大阪府松原市一津屋5-8-19